『なばりの昔話』の発刊に携わった方と出会った!
地元旅で出会った大花さん。イベント後にフェイスブックでつながって、プロフィール欄を見ているとあるひとことが。。。
『なばりの昔話』発刊
ん!!!!
『なばりの昔話』といえば、私も持っている本。小学生のころ買った本で、地域のおじいちゃんやおばあちゃんから聞いた、伝説や伝承を聞き書きで一冊にまとめたもの。それの発刊に携わったということ?私は、本棚から『なばりの昔話』を手に取りページをめくった。そして大花さんのお名前が確かにあった。名張高校郷土研究部の部員名40名のうちの先頭に!
当時、名張高校の郷土研究部の方たちが作っていたの?今更知った。これは、本人に確かめねばならない。そう思って、大花さんに連絡を取り、お話を聞くことになった。
大花さんが高校生だったころ、郷土研究部に所属していて、その部活動の一環として作ったそうだ。顧問は、松鹿先生。先生の発案でこの企画をはじめたらしい。そして、地域のおじいちゃんやおばあちゃんへの聞き取りは郷土研究部の部員たちが行ったそうだ。当時は、ボイスレコーダーも何もない時代。携帯やスマホもない。そんななか、とびこみで地域の人を訪ねて、おじいちゃんやおばあちゃんにお話しを聞かせてもらませんかと尋ね歩いたそう。門前払いをくらうこともあったそうだ。活動は、放課後や休みの日。部員みんなで手分けして行った。聞き取ったものの編集も、部員で行った。毎日新聞社にも協力してもらった。また、郷土研究部が代替わりしたあとも活動はひき続き行われ、『続・なばりの昔話』として、書籍化された。
あれから、40数年経つが、今でも『なばりの昔話』を読み聞かせを図書館で行っている。メンバーは当時の名張高校部員。今でも部活動が続いているんですよ、という。
『なばりの昔話』は、本当に貴重な本だと思う。当時のおじいちゃんやおばあちゃんは、明治や大正生まれの人たち。もう一度聞こうと思っても聞くことはほぼできないだろう。史実に基づくような話もあれば、寓話的な話もある。実際、アニメ『まんが日本昔ばなし』で扱われた話もあるらしい。現在では、書籍の販売は行われていないが、名張市立図書館で借りることが出来る。また、読み聞かせをしているので、家族で一緒に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
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