唐招提寺の「うちわまき」見学ツアーに参加してきた
唐招提寺で行われた「うちわまき」を名張から見学に行くツアーに参加してきました。
ナバリズムなのになぜ奈良?
なぜなら・・
これが、うちわまきで使われるうちわです。手に持つところが竹で出来ていて、実はその竹を名張から提供しているのです。
そもそも「うちわまき」ってどんな行事なのか。
今日頂いた資料から紹介すると
中興忌梵網会(ちゅうこうきぼんもうえ)の別名「うちわまき」とは?
あるとき覚盛上人の肌に止まった蚊を叩こうとする弟子に「蚊に血を与えるのも菩薩行である」と言われた故事にちなみ、覚盛上人の没後に法華寺の尼僧がせめて蚊を払って差し上げようとうちわを供えたことが始まりとされています。
5月19日の「中興忌梵網会(うちわまき)」では、僧侶が国宝の鼓楼からハート型の「宝扇(ほうせん)」と呼ばれるうちわ400本が撒かれます。
うちわの表面には、「如何なる願い事もかなえて下さる」「邪なく清らかに悔いなき生活をお導きくださる」という意味の言葉が書かれていて、裏面には宝扇の由来と効能が書かれています。
そんな、ありがたいうちわに名張の竹が使われているってすごいですよね!
ちなみにこのうちわまきに参加しようと思ったら、朝早くから整理券をもらわねばならず、誰でも参加できるものではないようです。
午後3時。
鐘の合図とともに、うちわまきが始まりました。
塔の3方から、それぞれお坊さんが2人ずつ下で待つ参拝者さんにうちわを授けて行きました。
400本撒かれるそうですが、30分もしないうちにうちわは撒きおわりました。
うちわを手に入れた人たちはうれしそう。
声をかけて写真を撮らせてもらいました。
御利益があるといいですね。
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