火縄を使ったお守り
ここ2年ほど、大みそかには京都の八坂神社に行っていました。
お目当ては「をけら詣り」
この「をけら詣り」で使われている火縄は、名張市上小波田で作られています。
「をけら詣り」では、御神火を火縄に移してくるくる回しながら持ち帰り、その火で雑煮を炊くなどして新年を祝うとか、火を消してから持ち帰って火伏せのお守りとして使うなどします。
火縄づくりは、竹の皮をナタでひとつひとつ削いで、手作業で綯っていくので、時間もかかります。消えかかった伝統を絶やしてはならないと、地元の有志の方たちががんばってくれています。
2年前のときに上小波田から八坂神社に届けた火縄の数はたしか約1000本。
作ったものが実際使われているところを見たい!という思いもあって大みそかに行っていた「をけら詣り」ですが、昨年末はコロナの心配もあり、さすがに行くことをあきらめていました。
あるとき地元のタウン誌を読んでいると、名張市内にある美波多神社で火除のお守りとして火縄が販売されていることを知りました。これは行かなきゃと、年始の間に行き購入。そのお守りがコレです。
火除のお守り。家の中なら台所かなということで、我が家の台所の隅の方に吊るしています。
(高倉)
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