県の天然記念物「長瀬のヒダリマキガヤ」
「ヒダリマキガヤ」
この言葉を知ったのは、名張郷土かるたの札。
「るいのない 左まきガヤ 下長瀬」
以前長瀬に行ったときに寄ってみて、この木のことかなぐらいで終わっていた。
先日、紅葉を見に行ったついでに、このヒダリマキガヤも再度見に行ってみた。
場所は、長瀬国津神社の近く。
説明書きの看板を見ながら、この木のことと思うと同行者と話していたら、近所の人が声をかけてくれた。
「カヤの木の種の表に斜めに線状の模様が入っているけれど、それが左巻きに線が入っていることから、ヒダリマキガヤという名がついている。実際には、左巻きはほんのわずかで、ほとんどは右巻きだ。昔は、種を集めてせんべいにしていた。」
と、そばに落ちている種を置きながら教えてくれた。
私はてっきり枝ぶりが左に巻いているという意味と思っていたので、おじさんのおかげて種の表面の模様のことだとわかった。
思わぬ出会いから、ヒダリマキガヤのことを知ることができた。
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