名張には山の神様が80ほどいる
古書からすうりで行われている歴史に関する連続講座。今回は山の神の話でした。
講師の山口さんによると、名張市内に山の神碑だけでも78箇所、このほかにも祠(ほこら)や、自然石、山そのものがご神体のものもあるそうです。
そして、地域によっては山の神様を、山から里へ迎え入れ、五穀豊穣を願う「かぎひき神事」が、行われているそうです。
「かぎひき神事」は、1月6日から7日にかけて行われ、山の神の碑に参拝して、張られたしめ縄にかぎをかけ、「かぎひきの歌」に合わせてかぎを引っ張るというのもの。
お話の中で興味深かったのは、名張は地理的に山に囲まれた盆地であるため、古い風習や風俗が残っていると言っていた点。
平地だと、人の往来が多いので風習や風俗が消えていく場合があるそうです。
妙に納得しました。
歴史を知ることはまちのアイデンティティを確かめることだと思います。
名張の歴史を探訪すると、いろいろ面白いかもしれません。
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