簗瀬水路を愛でる

名張駅周辺の地域には、簗瀬水路(城下川)と呼ばれる水路が網目のように走っている。名張川から水を引き込んで、生活用水路や農業用水路として利用されている。

いつごろから簗瀬水路があったのか気になったので、インターネットで調べてみたが、確信的な答えはなかった。「東大寺の荘園だった時代に農業用水路として整備した」「江戸時代に、城主が城下川と名付け外堀の機能を与えた」などの記述が見られたが、今いち確信が持てない。一度、図書館へ行って調べてみようと思う。


先日、簗瀬水路沿いに期間限定で行燈(あんどん)を並べているということを聞き、見に行ってきた。総合福祉センターの角のところから以前銭湯があったところの手前まで、距離にして約100メートルほど。

行燈は、竹を弓なりにしたものに和紙で囲い、それを中から電球で照らしている。和紙には、手書きで様々な絵が描かれている。この行燈を1メートルほどの間隔でズラリと並べられていた。

簗瀬水路を愛でようとするイベントがこうして行われるのも、簗瀬水路が今でも生活と密着した水路だからだと思う。


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